格安SIM MVNO

MVNOとは?

格安SIMを語るにあたって欠かせないのがMVNOです。では、MVNOとはいったい何なのでしょうか?

 

MVNOとは、「仮想移動体通信事業者」(Mobile Virtual Network Operator)という意味です。通信業界に興味のない人にはなかなか理解するのは難しいので、格安SIMを販売している業者、程度に捉えておくと良いでしょう。NTTコミュニケーションズ、IIJ、日本通信、BIGLOBEあたりがMVNO大手と言われています。

 

MVNOは、大手通信キャリアから回線をまとめて借り受け、それを小口に分けて格安SIMユーザーに提供しています。つまり、自社で無線基地局などの通信施設を持たずに大手通信キャリアから回線を借りているということです。

 

どうしてこんなに安いの?

なぜMVNOが安いのかというと、携帯電話会社と直接契約した時に比べ、期間あたりのデータ通信料の制約が厳しいことが挙げられます。サービスによっては音声通話がサポートされない、データ通信速度に制限がある、SMSが利用できないといった機能制限もあります。

 

またMVNOは自社で基地局を持たない分設備投資にかかるコストが少なく、店舗をあまり持たずにネットでの販売が主流となっているので店舗の運営費や人件費などのコストがかからないこともサービスを安く提供できる理由となっています。

 

MVNOのV(=Virtua、仮想)とは自社で無線基地局などの通信設備を持たずに大手通信キャリアから回線を借りているということを意味しているのです。

 

サービス内容は事業者やプランによってまちまちなので、料金とデータ速度/容量と機能を天秤にかけて、自分に合ったMVNOサービスを選ぶと良いでしょう。

MVNOの種類

MVNOには、ドコモ回線を提供しているものとau回線を提供しているものの2種類があります。ドコモ、ソフトバンク、auの3大キャリア間では通信方式に違いがあります。

 

ドコモ、ソフトバンクはW-CDMA方式を採用していますが、auだけはCDMA2000方式を採用しているため互換性がありません。格安SIMの回線の多くはドコモ回線ですが、中にはau回線を利用しているMVNOもあります。

 

なぜドコモ回線のMVNOが多いの?

なぜドコモ回線のMVNOが多いのかというと、一つには電気通信事業法第30条第3項の規定があります。そこには「一定のシェアを超える通信会社の禁止行為」を定めており、移動体通信事業者としてはNTTドコモがその対象とされています。

 

MVNOを事業として営みたい企業からの回線貸出依頼があれば、特別な理由がない限りこれを拒否できません。また、接続料の低さもNTTドコモが選ばれる理由と考えられます。3社が公開しているMVNO事業者向け資料によると、au/KDDI回線とソフトバンクの回線使用料はNTTドコモの2倍以上もあり、採算上からもドコモが有利となっています。

 

現在のところはドコモの回線が圧倒的なシェアを占めていますが、au/KDDIがMVNO事業会社「KDDIバリューイネイブラー」を設立してサブブランドのような形でMVNOの活用をしたり、ソフトバンクがY!モバイルを同様のポジションを見立てている節があるので、今後状況が変化していくと予想されます。


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